緊急旅行

最終更新日:1999/07/20 
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突然出張を命じられた。(なんと前日の夕方に!!) まさかとはおもいつつ、7月17日、東京へ出張へでかけた。でも、ただではすまない。翌18日は休みなので、17日を仕事して18日ゆっくり帰ってくることにした。ころんでもただで起きないつもりである。

プランニング

行き券
周遊きっぷの行き券。601キロ以上なので東海道新幹線利用でも2割引となる。

ゾーン券
ゾーン券。何かヘンだ。どこがヘンなのかは本文、または注1にて。

帰り券
帰り券。東海道新幹線使わないので2割引。

ご案内
ご案内。必ず渡されます。

急行券
「アルプス」急行券。「乗変」の意味するところは・・・(笑)

急行券・指定席券
「ちくま82号」急行券・指定席券。結局この日「ちくま82号」はマボロシとなった。

とりあえず。17日仕事をして18日にゆっくりと戻ってくる。さてどうしようか・・・ 青春18きっぷを5枚使い切る予定がなかったので、それを使おうと・・・ あっ、まだ青春18きっぷ期間外だった。

とりあえず、仕事をすませて新宿発の急行「アルプス」で松本に抜けていこう。そうすればきっぷは周遊きっぷ「白馬、下諏訪ゾーン」だな。京都〜東京〜下諏訪間は600キロ超えているから新幹線使っても2割引になるしね。
じゃあ、信濃大町についたらどうしよう。とりあえず、南小谷に抜けて、富山、そこから高山本線で高山に出て、そこから急行「たかやま」で京都にもどることとしよう。

・・・でもなんか周遊きっぷもったいないなあ
ともう一度時刻表を見る。すると・・・

臨時急行「ちくま82号」長野発大阪行きが運転されるではないか。たぶん165系急行である。数少ない運転日なので、これを逃すともう乗れないかもしれない。そこで・・・

京都9:34(ひかり100号)東京12:18
それで東京で仕事を済ませて・・・

新宿23:50(急行アルプス)信濃大町5:00
信濃大町(普通)松本
松本(特急スーパーあずさ2号)上諏訪
上諏訪(普通)塩尻
塩尻(特急ワイドビューしなの1号)長野
長野(急行ちくま82号)京都

なかなかの名案である。スーパーあずさもワイドビューものったことなかったので、この2つの列車にも乗れる。もちろんゾーン内なので料金はかからない。

かくて、1時間でコースは決定してしまったのである。

出張費を浮かす

一応出張申請は京都から東京まで新幹線往復とした。26520円である。今回のコースをたどると23120円と3000円安くなる。さしづめもうけというところか。だが、ウチの会社は旅費は領収書を提出しての後払い制なので、まともにきっぷを買うことができない。(なにせ一応東京往復の予定なんだからね)

それで高等?テツニック。

京都〜東京の新幹線自由席往復の乗車券、自由席特急券を買い領収書をきってもらう。その後、乗車券部分は払い戻しをして(手数料210円)周遊きっぷに買いかえる。一方、特急券のほうは京都〜東京間はそのまま使うから残しておき、帰りの東京〜京都間を新宿〜下諏訪間の急行「アルプス」の急行券にかえてもらう。一回までの料金券変更は無手数料でできるから、さしずめ210円できっぷをものの見事に取りかえることができた。

問題はゆきのひかり100号の指定券。取れるわけないと思って自由席にしたのだが、京都駅で時間にゆとりができたのでちょっとみどりの窓口を覗く。するとひかり100号の指定席が空いているではないか? しかも窓側。

かくて指定席に乗車変更したのはいうまでもない。なんでひかり100なんだって? そりゃあ食堂車がついているからに決まっているじゃあありませんか。

プロローグ

かくして、無事「ひかり100号」の人になった。京都で大量下車。?と思ってたら、よくよく考えたら今日は祇園祭。しかも土曜だ。これはたくさんの人がくるぞ〜。

「ひかり100号」は100系V編成で運転されている。2階建て車が4両連なっているやつだ。2階建て車のうち、1両は食堂車になっていて、ひかり100号では営業されている。もちろんそれねらいで「ひかり100号」にしたのであるが。

新幹線はだいぶ乗っているのでそろそろ飽きてきた感じもする。が、食堂車があるとないのでは話は大きくちがう。中には車内を動き回るのを嫌がる人もいるけど、車内で流れる景色を見ながらの食事はなかなかである。しかも二階なので、眺望はすこぶるよろしい。

けど、自由席はかなりの込みようである。(指定席とれてよかった・・・)ので、座れなかった自由席の客とおぼしき方が食堂車でコーヒー一杯で粘っていた。
あんましいい光景ではない。11時を過ぎると昼食タイムとなって。だんだん込んでくるのに、そのお客のせいで回転率が悪くなっている。なんとかいい解決案はないだろうか?

食堂車はJ・ダイナーの営業で、ハンバーグステーキセットを頼んだ。ライス、コーヒー付きで1600円也。えらく高いなあ。1ヶ月前に乗ったときはJ・ダイナーウエストのやつだったけど、若鳥の照り焼きチーズ煮込みがライス、コーヒー付きで1000円だったのに。もっともこちらが安かったか。普通のレストランと比べてもね。味は・・・万人向きといったところか。ただごはんに関して、かき混ぜるのを忘れていたせいかべちゃべちゃのところと、パサパサのところが同居していた。これは食材というよりはごはんの炊き方がまずかったのでは?



なぞの5号車(新宿〜信濃大町、急行「アルプス」)

東京で仕事をすませ、23:50発の信濃大町行き急行「アルプス」の発車時間までまだ間があったので、夜の渋谷の町をうろついてみた。夜10時、まだまだ人がわんさかいる時間帯でどこからきたのかうじゃうじゃいる。自分は・・・・ というとモロ田舎もん丸出し(笑) あっちこっちきょろきょろしている。
あと、感じたのは、自分がつくづくおっさんだと思ったこと。どう考えても10代やせいぜい20そこそこばかりになっていて、26の自分が非常に浮いていた。(まあ、背広姿だったしね。) え〜ん。
でも気に入ったのが、値段が比較的安めだったこと、かな。

22:40分ごろ、ゆとりをもって「アルプス」の発着ホームである6番線にむかう。今日は「アルプス」のほか、臨時急行「アルプス85号」が運転され、こちらは5番線の発車となっている。さすがに発車1時間以上前だと行列はほとんどなかった。

さて、「アルプス」は9両編成で、うち1号車から5号車までが自由席車となっている。またこの「アルプス」は、183系グレードアップ編成が使われている。となれば答えはひとつ。知っている方もおられるだろうが、グレードアップ編成でも「本当にグレードアップ」されたのは4号車〜9号車で、1〜3号車は何も変わっていない。となると、ねらい目は4号車、5号車となる。その5号車の乗車札の下に荷物を置いた。もちろん1番のりである。

ところで、1号車から4号車までは乗車札のほかに「あずさ号、かいじ号自由席」の立て看板があった。ふつうの乗客はその看板を目印に1号車〜4号車にならんでゆく。5号車の我が後ろには・・・誰もこない。ちょっと間違えたかな?と不安がよぎる。しかし、案内放送は「1号車から5号車の乗車札の下にお並びください」といっているので、それを信じてじっとまつ。

列車入線(23時20分ごろ)10分まえ 1〜4号車までは各入り口に十数人の行列ができているのに、こちらはようやく2人。

頭をよぎる不安。

そして入線。
5号車は・・・ やっぱり自由席だった。他の号車の行列の後ろのほうからばたばたと5号車に駆け寄ってくる。ほっとした。でも、じゃあなんであんな紛らわしい立て看板立てたのじゃ。まあ、たしかに看板には「あずさ号、かいじ号」とはあるものの、あれじゃあ絶対に間違えるぞ。

気がつくと、となりに「アルプス85号」信濃森上行きも入線していた。こちらは165系6両編成で、うち3両が座席がリクライニングシートに変えられた指定席車。残り3両が昔ながらのボックスシートの自由席車であった。こちらは気の毒なほど利用客が少ない。今日の乗車率ならば臨時列車は必要ないとみた。
23:50定刻に発車。乗客はほぼ全座席さらりと埋まるぐらいか。
土曜の晩のせいか、それとも定期券が利用できないせいか背広姿は少ない。それでも帰宅途中の方が半分を占めるとみた。

この「アルプス」は消灯や車内放送offはしない。寝ている客にとってはいい迷惑だ。この明るい車内で寝ることなんぞできるのだろうか。

でも寝る。  グーグーグー。 気がつくと松本だった。

「松本サリン事件」で有名になったけど、これは地元にとってはいい迷惑だろう。その松本駅では急行「ちくま」長野行きと相互に乗り換えができる。車内を見ると、自由席車も乗車率は3割ぐらいまでに減っていたが、ここで乗車と降車があったものの降車のほうが多く、松本出発時には1車両10人足らずにまで減っていた。ここで降りた乗客はたぶん、松本電鉄乗り場へ。上高地へ向かう客だろう。まだ、時刻は4時。まだまだ暗い。

またもや寝る。 グーグーグー。気がつくともう終点の信濃大町であった。あたりはうっすらと明るい。

事件発生?(信濃大町〜松本〜スーパーあずさ2号〜上諏訪〜松本)

E127系
大糸線の新型電車、E127系。クロスシート車であるが、どうも好きにはなれないんだけど・・・
E351系
スーパーあずさ用、E351系。ず〜と寝てばかりしてました・・・

上諏訪駅温泉
これがかの有名な、駅内温泉。乗車券だけで入れる。

列車代行バス
特急「ワイドビューしなの1号」運休に伴い、代行バスが運転された。

信濃大町からは4分の接続で南小谷ゆきに接続する。が、それには乗らず、5:46発の松本行きで松本にとんぼ帰り。E127系である。自分にとっては初体験である。ところで、本日は急行「アルプス」のほかに、臨時急行「アルプス85号」信濃森上行きが運転されているが、こちらは165系6両で運転。ところが見ると、指定席車は乗客数人。自由席車は乗客ゼロ!! こんな調子では中央線夜行の廃止も近いな・・・
JR東日本は地方線区にロングシート車を導入してなにかと論議をかもしているが、このE127系はロング、クロスの折衷型である。セミクロスというべきか。片側をロング、片側をクロスとしているのが特徴である。ただ、このクロスシートなんだけど背もたれの高さがなんか低い。まるでベンチのようだ。あと、新車のくせして窓配置と座席配置が一致していない。たしかにアルプスの山々を見るのにクロスシートはありがたいが、ちょっとグレードに関しては?と感じてしまう。

でも、ぶつぶつ文句はいうものの、やっぱ寝不足と雨が降っていたせいで期待していた北アルプスの山々が雲のお隠れになっているので、山が見えないということから状況的には、スリーピングタイム。

グーグーグー

気がついたらもう松本であった。

「まつもと〜まつもと〜まつもと〜」
この独特の声に目が覚める。が、眠気がふっとぶほどでもない。が、
「お客様のご案内とお断りを申し上げます。現在冠着付近で架線の切断されている模様です。現在確認中でございますが、現在松本〜長野間の列車の運転を見合わせております。なお、詳しい状況がわかりしだいご案内いたします。」
はて、不通ですか・・・ ん?たしか後でのるんじゃあなかったっけ?

もう思考力ゼロ

もはや惰性で新宿行きスーパーあずさ2号に乗る。発車時、
「現在長野方面からの列車が遅れています。接続まちのために出発が少々遅れます。」
と言った気がするけど、覚えていない・・・

スーパーあずさ2号の乗り心地を確かめたかったけど、席についたとたんにばたんきゅー。

「まもなく上諏訪です」の放送に、あわてて反応して飛び降りた。乗り心地は・・・ そんなの覚えているかい!!

さて、上諏訪駅の改札を通る。しげしげときっぷをみて、スタンプを押す。それからしばらくウロウロして、もう一度改札を通る。目的は・・・・ その通り、上諏訪駅構内にある駅露天風呂「上諏訪駅温泉」である。入場はきっぷさえもっていれば無料。営業時間は6:30〜18:00.近くのキヨスクで「入浴セット」350円も販売しているので、万が一忘れたときも大丈夫。

その露天風呂は4人も入ったらいっぱいになるようなほど小さな風呂である。が、これ、掃除しているの? 石造りの浴槽の底といわず、回りといわずびっしりと緑色のヌメヌメしたものに覆われているではないか。ためしに入ると滑ってころびそうになった。まあ、だれもいなかったからハジかかずにすんだけどね。
とにかく前日風呂に入ってなかったので、汗を流す。はあ〜 やっぱ温泉はいいなあ。入ってから出てくるまでついに私一人であった。一時期混雑していて入れないと言われた時期もあったけど、少なくとも今日見る限り、入れないといった事態はなさそうだ。ただ、そろそろ整備したほうが・・・ だって風呂場へ入る引き戸のたてつけが悪くて、なかなか開かなかったしね。

上諏訪から松本にもどる。さすがに頭はさえてきた。朝の放送を思い出す。冠着付近で架線切断? てことは松本〜長野間不通か。
ちょっとまて、じゃあ長野ゆき「ワイドビューしなの1号」は、そして帰りの「ちくま82号」はどうなってしまうのだろうか?不安を募らせながら松本駅へゆく。松本駅では、
「お客様にお断りとお詫びを申し上げます。現在、冠着付近で起きました架線切断事故によりまして、現在松本〜長野間が不通になっております。なお、9:02発の「しなの1号」長野行きは本日、松本で運転を取りやめまして、松本〜長野間列車代行バスとなりますのでご了承ください。なお、復旧は午前11時ごろの予定です。」
どうものっぴきならない事態だ。代行バスにのるのも確かに魅力的だし、乗ってみたいなっと思う。しかし、本日のメーンはこのあとの「ちくま82号」である。さてどうしようか。
そう思っているうちに「しなの1号」が松本駅に到着した。ぞろぞろと客が降りてくる。そして、代行バスのほうに向かった。さあ、考えよう。
  • 長野行き直行代行バスにのる・・・9:20発、予想長野到着時刻10:30ごろと予想される。「ちくま82号」の長野発は10:40発。乗れるかどうかは微妙なところ。もっともまだ架線が復旧していなくて、「ちくま82号」そのものが運休する可能性も。
  • 松本でしばらく時間つぶしをして、松本12:26発予定の「ちくま82号」までまつ。
まあ後者の選択が無難でしょうな。

松本城・開智学校(松本市内観光)

というわけでフリータイム。

松本城
松本城。雨が降っていたのでカサをさしていました・・・

開智学校
教科書にも出てくる有名な学校。けど、中は蒸し暑かった・・・

さてどこへいこうか? 松本といえば松本城かな。まあ、仕事でいったことはあったけど中には入ったことがなかったので一度いってみよう。と、バスで松本城まで向かう。松本駅前バスターミナル〜市役所前(松本城)間は100円と安い。また、松本城周辺をぐるぐる回るバスも30分間隔で運転されており、こちらは100円均一だ。このバス、車体に描かれた100円玉が印象的であるバスである。

松本城は、松本駅からバス10分。で、降りたとき

しまった!!

かばんを駅のコインロッカーに入れるのを忘れてしまった。このかばん、ノートパソコン(約3kg)が入っている。結構おおきなかばんである。このかばん、松本城でとんでもなくジャマになってしまうこととなる。

松本城の入館料は付属の民族資料館と共通で520円。入るとなんだかイベントが行われていた。なんか各地の伝承音楽でもやっているのだろうか? また、露店もでており、一種のお祭りという雰囲気にさいなまれた。まあ、一人いるときはこんなイベントにいってもムダなので、さっさと松本城に入る。雨が降っていたので、入るときに靴と傘を入れる袋を渡されて、そこに入れて入場する。で、かばんがジャマだ。しかし、スーツ姿でお城の中に入るのはなんか場違い。なんだか添乗員をしていたころを思い出す。

松本城の内部はあまり近代化?はされていなかった。最近は城内にエレベーターや螺旋階段等を備えている城も増えてきたが、ここはそれほど手を加えられているわけではなく、階段も木でできていて恐ろしく急、かつえらく狭い。(すれ違うのも一苦労)。そこでかばんが非常にジャマである。3〜4キロもある大きなかばんを肩から下げているもんだから通行のジャマだ。階段ではかばんを持ち上げてちょっとでも通行できるように努力する。あ〜 しんど。けど、エレベータを完備した近代的な城よりはよっぽどマシであることは言うまでもない。

が、階段は急だ。ミニをはいていたら確実に見える。(失礼)でも、照明も最低限になっており、(単なるケチなせいか)木造の内装なんかとかんがみて、なかなかのものであることは間違いない。一度は行ってみてもソンはないだろう。

その後、開智学校に向かう。松本城からは徒歩で行ける距離である。この学校は明治初期に立てられた洋風建築のはしりとして、歴史の教科書には必ず出てくるわけだが、開智学校のとなりには松本市立開智小学校がある。この小学校も開智学校を真似ているようで、展望台があったりするわけだ。その後ろに開智学校があったりする。(その隣には市立図書館がある。)

開智学校は入館料310円。主に開智学校の歴史が展示されている。歴史の教科書に載っているぐらいだから、もっと大々的な展示(何? それ?)をすればいいのに、かなり地域密着であったりする。開智学校の校旗とか、授業で使われた教科書とか、松本の学校の移り変わりとか・・・。だから、知らないことばかり(当たり前だ)で結構勉強になったりする。ただし、暑い。雨が降っていてムシムシするのに、この校舎は風通しが悪いもんだから夏場は大変だったろうなあ〜 と考えたりする。

気がついたらもう11:30、急行「ちくま82号」の発車まで1時間を切った。バス停で松本駅ゆきをまつ。しかし時間になってもバスはこない。道はガラガラで車も少ない。だから遅れるとはね・・・ やってきたのはバスの時刻の15分後。まさかこのバス会社は仙台時間(注2)で動いているとは思えないけど。(爆)

3連急行東海道疾走(松本〜京都、急行「ちくま82号・くろよん」

薮原にて・・・
薮原駅にて、くろよんと、「天ヒネ」の文字がわかる。「天ヒネ」とはJR西日本日根野電車区の車両。

尾張一宮
尾張一宮で長時間停車中。3両編成の急行なんです・・・

「ちくま82号」は長野始発で、松本から南小谷始発の急行「くろよん」とドッキングして名古屋経由で大阪に向かう。つまり、正確には松本〜大阪間は急行「ちくま82号・くろよん」となる。

駅に向かうと、電光掲示板には「ちくま82号」と出ている。なあんだ、運転されるのか。と思って松本駅みどりの窓口へ向かう。京都までの「ちくま82号」の急行券、指定券を購入。そして、ホームへ向かう。昼ご飯食べていなかったので、ホームでうどんをすする。

12:20分。3両編成の急行「くろよん」が入線してきた。これは南小谷発で、この松本で「ちくま82号」と併結するはず、だった。

まてどもまてども列車がこない。

ちょっと不思議な気分になったので、「くろよん」の車掌に聞く。JR東海の制服を着ていた。なにやら、無線でやりとりしている。どうやら「ちくま82号」は運休で「くろよん」の単独運行になるらしい。

ち、ちょっとまて、今10分前にきっぷ買ったところなんだぞ!!

車掌に聞く。

「すみません、ちくま82号はどうやら長野を出発できなかったようです。指定席券もっておられるんですか?それでしたら駅のみどりの窓口で、返金いたしますが・・・」

が、発車は2分後に迫っている。いまさら「みどりの窓口」にはいけないので、車掌に「不使用証明」をもらって着駅で清算することにした。(注3)
それにしても、さっきから気になるJR東日本の社員。カメラかかえて右往左往。「くろよん」165系の車内にはいっては、ひっきりなしに写真をとって回っている。これって仕事?それとも・・・ (注4)

ただ、気になるのはJR東日本の対応。たしか今しがた指定券を買ったのに、なんの説明もなかった。運休になるぐらいならば指定席の発売を中止すりゃあいいのに。松本駅は何も知らなかったご様子。こんな感じじゃあ、乗客が戸惑うのもムリはない。列車の運休だというのに何の駅の案内放送も張り紙も一切なし。もっとも、知っていたら当然指定券は売らなかったろうし、案内もするだろうけど。中央線の事故の対応を非難されたばかりのJR東日本だけど。ここはもっと問題である。松本駅も知らなかったでは済まされないだろうし、説明する義務があったはず。
なにせ、列車は運転されていると思ってきっぷを買って、(しかも駅の電光案内機には通常通り「ちくま82号・大阪」とあった)いざホームにいくとやってくるはずの列車がやってこない。しかも運転中止の案内すらない。そんなことじゃあ乗客は怒りますぜ。ねえ。JR東日本サン。実際、「ちくま82号」の指定券を持った乗客が「くろよん」の車掌にくってかかっていったしね。
「ちくま82号」臨時の、しかもJR西日本の列車だからムシしていたんだろうか? だったらなおさらハラがたつ。乗客が少なかったから良かったものの、関西でこんなことしたり、あるいは今回の乗客が多かったりするとたちまち抗議の投書であふれかえってしまうでしょう。

というわけでJR東日本の猛省を促します。(もっともこのページ見ている人なんていないか)

怒りモード爆発の状態で、所定は6両編成のはずの「ちくま82号・くろよん」は3両編成「くろよん」での出発となった。車内は3両で3割程度ののり。もっともその半分以上が鉄道ファンとおぼしき方々だったけど。

しかし、「ハイ、カメラ」といわれて、電車をバックに記念写真とってくれといわれた。まあ、応じたけどね。やや太りぎみのめがね。チェックのカッターなんか着ている典型的な「鉄道マニア」とみた。(オーシャンアローサマへ。○井さんを思い出していただいたらいいでしょう。)
わたしもこのHPを作っているからまあ鉄道に愛着があるのは否めないけど、こういう方々とあんましお友達になりたくないなあ。もっとも、自分は背広姿の完璧なビジネスマンだったから声かけられるとは思ってなかったけどねえ。

12:16 「くろよん」 発車。

まあ、京都までの5時間30分の旅となるわけだが、「くろよん」は快適に進む。やや寝不足気味だったので、出発するや否や。爆眠してしまった・・・

気がついたら薮原。山間の小駅である。ここでしばらく停車。
山の空気を吸う。気持ちいい。というより、今日は涼しいなあ。
薮原からは窓を開ける。JR西日本の165系は下段の窓も開くのが嬉しい。クーラーよりもよっぽど涼しい風が吹き込んでくる。松本で降っていた雨は何時の間にかやんでしまった。気持ちいい〜

中央西線のハイライトはやっぱり中津川〜塩尻間である。この区間の普通列車は従来165系が使用されてきていたが、現在は313系におきかえられている。ので、165系で通るのはこんな機会しかない。

中津川着。となりに親子が乗ってきた。

子供、鉄道雑誌をあけた。「鉄道ファン」12月号。少々古い号ではある。自分は鉄道雑誌を読むことはあんましないけど、どうも165系が特集されていたみたい。
親子の会話
「良かったわねえ〜 165系に乗れて」
「中央線の普通って、165系だったはずだったんだけどなあ」
「けど乗れたからいいじゃない」
「じゃあ、ほかはどこ走ってるんだろう?」
「車掌さ〜ん」(と母が車掌を呼ぶ)
「どうされました?」
「この車両は普通列車では走っていないのですか?」(といって写真の165系を指差す)
「ああ、普通列車は7月から新型の313系に置き換わったんですよ。この車両は普段和歌山近辺で走っていて、こういう臨時列車のときにこうやってここにも顔をだすんですけどねえ。」
「そうだったんですか」
「ええ、まあもうここでは普段走ることはないでしょう」(といって通りすぎる)
「だって、良かったわね〜」
「うん、やっぱ165系って最高だなあ」(このクソガキ〜 ←私の心の叫び)
さすが車掌。プロである。そういえばさっきの不使用証明の時もすんなり説明してくれたし、まさか165系の解説をするとは思ってもいなかった。もっとも、車両配置は「天ヒネ」日根野電車区と車体に書いてあるので、わかったのかもしれないが。

名古屋に到着。すぐ発車。ここから東海道線に入る。だんだん増えつづけていた乗客は激減してガラガラになってしまった。

しかし、3両編成は少々情けない気もする。最近は2両編成の特急も増えてきたけど、天下の東海道本線である。やっぱ6両はほしいねえ〜。だが、名古屋を過ぎると沿線には鉄道ファンのカメラの放列が・・・ ???
まさかこの列車を撮るためにきたのではあるまい。

謎は尾張一宮で解けた。

ここでは19分の大休止。その間に普通と新快速が追い越してゆく。ナンとも情けない。でも、尾張一宮のホームにはたくさんの活動ファンがカメラを持って待ち構えていた。そのとき、

やってきたのは赤いEF65に牽引された、「スーパーエクスプレスレインボー」(敦賀港行き)であった。みんなこれを狙っていたのだ。自分はというと、ちょっとびっくり。「〜レインボー」をこの目で見るのははじめてではあったので。

そして出発。もうすぐ今回の旅行も終わりである。改めてゾーン券を見る。???

上諏訪駅のスタンプが押されているんだけど、「白馬・諏訪ゾーン」ではゾーン外だったのだ!! しまった!! そういやあやけに上諏訪駅の駅員がじろじろと見てたけど、知らなかったのか、それともサービスしてくれたのか。多分後者のほうだろうけど。うわあ〜。上諏訪駅員さん。どうもありがとうございます!!

最後に変なおちがついてしまったけど、なんとか無事に17:52、京都駅に到着した。ふう〜、たかだか1日だけなのに疲れた。やっぱ若くないのかなあ。




(注1)・・・本文にあるとおり、上諏訪駅はゾーン内の駅ではない。ので、本当はこのスタンプは誤り。
(注2)・・・銀平サマHP(魚座のB型)参照。仙台では、待ち合わせ時間にプラス30分するのが正式らしい。ちなみに、この時間が2時間になると「光画部時間」(爆)になる。
(注3)・・・急行の場合、指定席などが突然自由席になったりすると、指定席分の値段が返金される。この場合、きっぷをみたらわかるように、車掌から「不使用証明」をもらって、着駅で清算することも可。
(注4)・・・まあ、広島に出張したときも、広島駅ビルの本屋でJR西日本の社員が制服姿のまま鉄道雑誌を読んでいたの見たことあるしねえ〜



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