5月19日、大阪近郊区間において、180円大回り旅行を敢行した。これは、そのときの記録である。
なんでこんなことが出来るのかはT&Pトピックス1を参照していただきたい。
A、プロローグ
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| 今回たどったコース。これだけ乗って180円はかなりのもの。いやはやすごいもんだ。 |
琵琶湖のほとりに住んでいる人間が塚口に朝6時につくことは事実上不可能なので、前日から大阪に乗りこみ、泊まることにする。最初は駅ネも考えたのだが、天気予報が雨といっていたので、大阪駅近くの「大阪カプセルホテル」に泊まる。2600円也。
夜11時ごろ大阪梅田阪急東通りにある、ホテルに向かう。この付近は風俗店がやたら多い。あんまし一人では歩きたくないところである。もっとも昨今の大不況で、お客さんより客引きの方が多い。おかげでホテルに着く前に何回声かけられたことか!!
そこに出てくる看板
「23時から6時までビデオ見放題で3000円!! 個室ビデオ試写室○○」
ごく・・・
いかんいかん、明日に響く。落ち着いてさっさと寝よう。
次の日
朝5時30分、寝ぼけまなこで大阪駅へ向かう。塚口までのきっぷを買い。6番ホームへ上がる。はるかかなたでは、キハ58がディーゼル音を響かせて停車していた。実はこのキハ58、もう一度出会うことになる。
B、ローカル線(塚口-谷川-西脇市-加古川)
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| 塚口駅。ここがスタートである。ここを出ると夜10時まで外に出られないとなるとぞっとするなあ。 |
塚口駅はココアのにおいで充満していた。 朝から甘ったるいにおいに辟易とする。とりあえず外にでて、大きく深呼吸をする。なんせ、ここを出ると夜10時まで改札の外には出られない。
しかし、あまりにもにおいがきつい。ふと遠くを眺めると、
「森永」
なるほどね。
さて、塚口からのった福知山ゆきはなんと3両編成だった。大阪にまだ3両の電車が出入りするなんて、東京の人間にはイマイチ想像できないだろう。しかし、座れたということは3両で十分なのかもしれない。まあ、ラッシュとは反対向きだしね。
宝塚を過ぎるとトンネルが続く。長い長い。途中、西宮名塩にとまるが、この駅は利用客が多くなったので、快速停車にしたらしい。が、電車がとまってもあたりは山。しかもホームの半分がトンネルに食い込んでいる。はて、こんなところ、誰が住んでいるのだろう? と思って山の上を見上げると。
家、いえ、イエ・・・
なるほどね。けど山崩れがあったらどうするのかな?
三田、篠山口と過ぎると線路は複線から単線に変わる。もうすでに篠山までくるとあたりはたんぼだらけで、もう田舎、という感じなのだが、複線から単線に変わるとますます田舎にきたな、というイメージを持ってしまう。
ところでもう時間は7時を回っており、ラッシュの時間なのだけど3両編成でも十分な混み具合である。もちろん主役は学生なんだけど、ここで疑問。
普通、朝ならば学校に向かうわけだから、ぱらぱらと各駅で学生が乗ってきて、ガッコ最寄駅で大量に下車するもんなんだけど、ここはぱらぱらはいいとして、降りるときもぱらぱらぱら。はて、学校が分散しているのだろうか? その割にはどうみても近くに学校がなさそうな無人駅で学生がおりていったぞ? まあ、女子学生の制服で判断すればいいのだが(野郎の学生服は一緒なので) 私はそんな制服を眺めるという変な趣味はないのですが。
谷川近くでは渓谷沿いを走る。(川代渓谷)雨が降っていたので水の量は多めで汚いが、まあこの旅行のビューポイントのひとつであるといえよう。
谷川から西脇市行きのディーゼルカーにのる。朝7時30分発なのになんと1両ワンマンカーである。ラッシュのピークのはずなのに?しかも汚い!!窓がにごって外が曇って見える。もっとも外は雨が降っているのだが。
しかし、乗客は起点から終点の西脇市までヒトケタだった。こんなんじゃあ廃止も近い? 谷川の次の駅久下村では学生が降りる。ワンマンカーは前からおりなくてはならないのに、みんな後ろからおりてしまった。>いいのかな?
「日本のへそ」日本へそ公園駅には学生が乗っただけである。もっともこんな時間に観光客がいたらそれはそれで驚きだが。
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| 加古川線の主力はキハ40系列。景色はいたって単調・・・ |
西脇市に着く。西脇市の中心からはずれているせいか、ひっそりした駅である。ここで気づいたことは、
普通、ホームは駅本屋があるところから1番、2番とつけているのだが、西脇市駅はなぜか駅本屋のあるホームが3番線で、以下2番、1番とついている。なんでだろう。
西脇市からは2両ワンマンカーの人となる。さっきよりはたくさんの人を乗せて走る。しまった、うっかり寝てしまった。もっとも平坦な田んぼの中を走るからこれといって見所はないのだが。
しかし、厄神を過ぎたあたりから混雑してきた。このあたりは1時間に2本確保されているが、それでも混むということは相当な需要があるのだろう。沿線に加古川線電化ののぼりがあちこちにみられたが、ムリもなかろう。しかし、谷川付近に寂れ方をみると電化は一部のみになりそう。それどころか谷川付近はいつ廃止されてもおかしくないはず。
C、でた!130キロ(加古川-近江今津)
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| 時速130km運転を行う新快速電車。2000年3月から全面的に新快速の時速130km運転が始まっている。 |
加古川からは新快速の人となる。加古川線からの乗り換えがわずか3分なので乗り継げるかどうかちょっと心配だったが、余裕でok!! しかし、新快速が発車する3番線は最早待ち客でいっぱいであった。時間は9時、もうラッシュは過ぎたはずなんだけど・・・しかし、この時間帯でホームから人があふれそうなぐらいということは、ラッシュ時は・・・ 考えるのはよそう。しかし、JR西日本よ。早急に加古川駅の改良工事を願う!!
やってきた新快速近江今津行きは223系1000番台車8両編成。しかもすでに席はうまっている。とういうことは・・・
そう、加古川から乗ったあふれんばかりの乗客はすべて立ち客になるわけだ。ワタシ? 私は最前列運転台後ろでかぶりつきなのさ。
加古川をでて、西明石、明石と乗客を拾って車内は超満員に。西明石以降は複々線となる。
ところで平成11年5月10日のダイヤ改正で新快速の朝ラッシュ時の223系電車による130キロ運転が開始された。私がのっているのはその223系。朝ラッシュからはずれたけれど、130キロ運転をしてもおかしくないはず。
しかし、今日の運転士はなかなかカタいのか、一向に120キロ以上を出さない。
いらいらいら
はやくださんかーい(←心の叫び)
しかし、乗客は増える一方で乗降に時間がかかり、三ノ宮、芦屋とくるころには1分遅れとなってしまった。
ここでついに回復運転に入る。そう、芦屋を発車してグングン加速、西ノ宮駅手前でついに130キロをマークした。速い!!。そして、1分の遅れは尼崎、大阪到着時にはいとも簡単に回復したのであった。
大阪で乗客が総入れ替え、というよりかなり空いてしまった。空席もできたので座る。たちどころに眠くなる。そして、もうすぐ舟をこぎ始めようとする頃、
「失礼いたします、只今より乗車券を拝見させていただきます。」
きた!!
ついにやってきたこの時間が!!(大げさ?)
地図と180円きっぷを用意して説明しようと身構える。こんな大回りの経験は初めてなので、今の心境。
どきどきどき、ばくばくばく、はあっはあっはあっ(←?)
車掌が回ってくる。そして自分のところに回ってきたとき、「大回りです」と一言添えて地図と180円きっぷを差し出した。が、
緊張のあまり、落としてしまった。
うわー
けど、車掌はなにも言わずにきっぷを拾い上げ、無表情できっぷにチェックをいれる。
プロだ!!
と思ったけれども、原因のひとつはあとで判明することになる。
京都を過ぎ、山科を過ぎて湖西線に入る。線路がいいので眠くなる。そして、またもや舟を漕ぎ出そうとするころ、
ぐう〜〜〜〜〜
朝から何も食べてない。(~_~;) しかし、実際に食料が調達できるのはこのあと、3時間後となる。
閑話休題。
そういえば湖西線はよく新幹線レベルの高規格線という表現がされるが、それは大きなマチガイである。もちろん全線高架で踏切はないんだけど、昔走っていた江若交通の路線を引き継いでいるので直線がほとんどなく、カーブだらけである。もっとも、どこぞの某評論家は「湖西線は時速200キロで走るミニ新幹線にすべき」というトンデモないことをほざいていたが。
話がそれた、元にもどそう。
とにかく琵琶湖の西岸は走り抜け、近江今津に到着。三ノ宮ですしずめだった乗客数は近江今津では100人程度に減っていた。その半数があとの敦賀行きに乗り継ぐことになる。
D、乗り継ぎ、乗り継ぎ(近江今津ー近江塩津ー長浜ー米原ー草津)
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| 近江今津以北で活躍する普通電車。3両編成で運転 |
敦賀行きは関西では見かけない、2扉セミクロスシートの413系電車。白い車体に青い帯。ドア付近に防風板があるあたりが、北陸らしい。
乗客はざっと50人ほど、なぜか旅行客が多い。地元客は一握りとみた。だから、近江今津以北は本数が減る。永原以北になると1日10本以下だ。今乗った電車はその数少ない列車のうちの1本である。
近江今津を発車、湖西線は全線高架なのですいすいとすすむ。途中、めずらしいカタカナ駅マキノでは一人が降りた。ところが次の永原では大挙して乗客が乗り込む。すべておばさん旅行者だ。なんでこんな無人駅になぜ? と思ったが、その理由は次の近江塩津でわかる。
近江塩津では50人ほどが下車した。すべておばさま旅行客で、地元の人はあまりいない。そして、みんな長い階段を降りてとなりの長浜方面のホームにむかう。そこで、おばさま軍団と地元の人らしきおじさんとの会話、
「大回り中か〜」
「ええ、そうなんですの」
「どこからきたんや」
「京都から、大津まで」(といって180円きっぷを差し出す。)
「朝日新聞でみたんか?」
「いや、京都新聞なんですけど」
「そうか、ここきたんははじめてやな〜」
「ええ」
「そうか。ここは雪がおおいやで〜。ふゆなんか2メートルぐらい積もるんだからなあ。」
「そうなんですの!?」
「ほやほや。たぶんここにいるみんな同じ目的なんだろうなあ〜」
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| こちらは寝台電車改造の419系電車。特急時代そのままの広いシートピッチが特徴。 |
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| 新快速で活躍していた221系。平成12年5月にお役御免となった。 |
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| 草津線で活躍する113系5700番台電車。普通の113系と違うのは耐寒耐雪装備が充実していること。 |
ぎくっ!!
やっぱりそうか。うすうす感じていたけど・・・ しかしおばさんばっかだな。平日のお昼だし、まあしゃあないか。
あ、そんな事考えてたらおなかがすいてきた・・・
どうしようか?
ふとホームを眺めると、駅員さんが立っている。てっきり運転関係の人かな?と思ってたらどうやらホーム係員らしい。
こんな小駅でホーム係員がいるとは・・・ 大回り制度の浸透のせいに違いない。
その駅員がスピーカーで案内する。
「まもなく特急列車が通過いたしま〜す。白線の内側に下がってお待ちください」
地元客ばかりならばこんな案内放送しないはずだ。
いかん、いよいよハラが減ってきた・・・(さっきからこればっか)
なにはともあれ、JR西日本としても相当大回り乗車に関して熟知してしまったらしい。そうか、それでさっきの検札の車掌さん、何も言わなかったのだな。
やってきたのは寝台特急改造の419系電車。1m90cmのひろ〜いボックスシートが特徴。しかし・・・、これはつまり、足を反対側の座席に投げ出すことが出来ないわけで・・・私の長い足? でもダメであったか(笑)
くだんのおばさん連中も「おほほ〜」と高笑いしてぺちゃくちゃしゃべっている。ええい、耳障りだ。けど、さすがもと特急型(419系はもと特急車581系のお下がりなのです。)。しらずしらずのうちに眠ってしまった。
ZZZ・・・
Gu、ぐうううう〜
いよいよ限界だ。
長浜からは新快速の人となる。221系8両編成。しかし、そんなことより私はハラが減って死にそうだ
というわけで、時刻表を見なおし、米原下車して昼食タイムとする。
米原駅といえばかつて名物「たこ、そば、コーラ」が有名だったんだけど、それはなかった。代わりに「よもぎそば」なるものがある。350円也。そばによもぎがかかっているものと想像したが、出てきたのは緑いろのおそば。
そう、そばそのものによもぎが入っているのだ。
味は、ふんわりとよもぎの風味が出ててなかなかいける。350円できつねあげいりで、なかなかの1品であった。
米原から221系普通電車で草津へ移動。たいした景色もないので、ぐーぐーぐー。
E、再会(草津-柘植-加茂-奈良)
草津からは草津線の人となる。草津線は草津と柘植を結ぶ。今回乗車した車両は113系5700番台車である。もっぱら湖西・草津線用車両だ。
草津での乗り換え時間は5分だが余裕で座れた。けど、ローカル線というよりは大都市の通勤型路線の色彩が強い草津線は結構乗車率は高い。が・・・
ゆれるゆれる。
そうなのだ。どうも路盤がしっかりしていないらしく、ゆれるったらありゃしない。これはヘタすると、テーブルの上のミニペットボトルが倒れそうだ。草津線は単線。しかし途中の交換駅ではN40改造された113系が止まっていた。これは転換クロスシート化された113系で、塗装もかえたので普段見なれているかぼちゃ色の113系とは全く別の車両に見える。
ふと、向かいに座っている人をみる。はげ頭に袈裟を着ている。
「プレイボーイ」
しかもエロ面でえへえへしているではないか。この破戒僧め。
貴生川着。くだんのなまぐさ坊主も降りていった。近江鉄道の乗換駅。これより先は乗客ががたんと減る。が、乗り心地は相変わらずだ。けど、この壮絶な?ゆれが逆にハンモック代わりになったらしく、気がついたら爆睡していた。
柘植駅に着く。ここでちょっと知り合いに連絡をとろうとしたが、構内に公衆電話がない。どこを探してもない。ホームの外に出るわけにもいかないからどうしようもない。仕方なく携帯電話でTEL。しかし、この山の中、よく通じるなあ。ついでながら、売店もない。以前はたしか2、3番線のホーム待合室にキヨスクがあったがいつのまにかなくなっていた。こうなってくると、まち時間の30分がやたら長く感じられる。そのとき、
「おほほほほ〜」
まさか!!
例のおばさん軍団だ。しかも御丁寧に大型版の時刻表を手にしているではないか。おそるべしおばさん。
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| JR西日本の非電化線区の代表系列であるキハ120系。例外なくトイレがないので、これに遭遇する可能性がある場合は準備を怠りなく。 |
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| 桜井線、和歌山線で活躍する105系。この列車にもトイレがないので長丁場になる和歌山線では注意したい。 |
やってきた列車はキハ120型300番台2両編成。セミクロスシート車である。もちろんクロスシートに場所を確保して。さあ、のんびり気動車旅するぞ・・・ と、思ったのであった。
が、異変は伊賀上野で始まる。
伊賀上野で、
「この列車は15:52発でございますが、臨時列車待ち合わせのため、56分に変更いたします。」
なに〜
このあと、加茂では2分接続で乗り換えが待っている。ここでおくれては大問題だ。
んで、やってきた列車をみてびっくり!!
朝見たキハ58系ではないか!!
こんなところで再会するなんて思っても見なかった。前面掲示は「修学旅行」とある。窓に「網干小学校」の名前がみえたから、多分姫路地区からお伊勢さんへの修学旅行臨だろう。しばし感動。が、
女子高校生がどやどや乗ってきた。
そして、自分のボックスに3人が座ってオトコ談義をはじめる。そろいにそろってルーズソックス。1人は典型的な「あむらー」だ。えげつない話の連続に、寝たふり、寝たふり。そして心の中で思う。
「だからじょしこーこーせーは苦手なんだよ〜」
とにかくこれは月ヶ瀬口まで続いた。
月ヶ瀬口をすぎてからほっとする。そして笠置付近の渓谷の流れをみる。きれいだ。が、列車は渓谷沿いに走るゆえに電化が難しいのもまた事実。
あっと忘れてた。この列車遅れてた。キハ120は懸命に走る。果たして間に合うのか?
加茂に到着。駅員さんの「はやく乗ってくださ〜い」の声でみんな駆け足で向かいの電車にのる。キハ120が加茂に着いてから30秒後には奈良行き221系電車は奈良に向かって発車していた。
さて、今後の行動だけど・・・
時刻表をみると、次の桜井線高田方面行きは奈良で2分接続。しかし、次の高田行きでも高田で同じ和歌山行きに乗ることが出きる。となると、奈良で一本見送って次の電車に乗るのが正解か? と、ここで案内放送。
「まもなくならに到着します。お出口は左側、6番線の到着です。乗り換えの御案内をいたします。天王寺方面、区間快速大阪行きは1分の連絡です。連絡通路を渡りまして2番線にお急ぎください。桜井線、普通王寺行きは2分の連絡です。連絡通路を渡りまして1番線にお急ぎください・・・」
冗談じゃない!! こっちは疲れてるんだ!! パスだパス!!
かくして奈良駅6番線に到着。降りた人はみんなダッシュする。果たしてみんな乗り換えは無事いったのだろうか? 知る由もないが・・・
F、ロングシート(奈良-高田-和歌山)
奈良駅構内のうどん屋ですごす。ここは冷暖房完備。ちゃんとテーブルとイスがあるので休憩にはもってこいだ。が。偽造500円の影響か、ここの食券販売機には500円玉はつかえなかった。うどんのお味は?
というと、よく覚えていないから普通といったところなんだろう。
さて、ここから約3時間のロングシートの旅となる。旅のおともは105系。このあたりのヌシである。17:11発の高田行きは夕ラッシュの時間にもかかわらず2両ワンマン運転。そう、後ろの扉は無人駅では開かないやつだ。けど、これで需要が足りているあたり、近鉄王国の奈良県にJRが食い込む余地は少ないのか?
あたりは平坦で景色はぱっとしない。もっともロングシートだから景色を見ようとも思わないが。けど、2両でやっぱり十分だった。そういえば天気。朝は雨降ってたのにいつのまにか晴れ上がっていたな。
とにかく何の印象も残らない桜井線であった。
高田からは和歌山行きに乗る。すぐの連絡である。が、ここから和歌山まで約2時間。えんえんとロングシートの旅に出ないといけない。しかもラッシュ時だというのにまたも2両ワンマンカーである。
この線も退屈だ、ここで手帳に書いた記録から転載してみよう。
吉野口、近鉄阿部野橋行き急行と連絡。乗り継ぎ客がいたかどうかさだかではない。
北宇智、20パーミル勾配上にあるためにスイッチバック駅。誰も驚かない。当たり前だ、地元の客ばかりから。
五条、そっくり乗客が降りてしまう。車内はがらがらに、ここから車掌が乗りこみ、ツーマン運転に
橋本、がらがらだった車内が急に騒がしくなる。南海電鉄との乗換駅。乗りこんだ乗客は南海からの乗換え客か? にぎやかな学生軍団もいる。あたりはもう暗い・・・
とまあこんな感じか?
あたりが暗くなっては景色のこともかきようがないし、とにかく単調な道のりが続く。
学生軍団は車内で遊びまわっているが、こちらは疲れて観察する元気もない。
「御乗車ありがとうございました。次は終着駅和歌山でございます。」
はあ〜やっとついたか。しかし、退屈だったなあ。とそのとき、
「恐れ入ります、只今から乗車券を拝見させていただきます。」
びっくり。これには意表をつかれた。
本当だったら地図みせて説明するんだけど、つかれていたのでとりあえずきっぷだけ差し出す。まあいいや、言われたらそのとき説明しよう。 ところが・・・・
「ありがとうございました」
あっさり返してくれた。あはっ、ばれてたか。(そりゃあばれるわい)
G、紀州路快速、そしてゴールへ(和歌山-天王寺-京橋-加島)
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| 関空・紀州路快速として運転されるのがこの223系。データイムは和歌山発3両で、座席数が少ないから座席の奪い合いになりそう・・・ |
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| ついに到着。長い長い道のりの終着点は地下であった。 |
和歌山からが紀州路快速に乗る。紀州路快速は平成11年5月のダイヤ改正で登場した列車で、大阪と和歌山を直結する。車両は223系で、関西空港開港後、223系転換クロスシート車が定期で和歌山にやってくるのは初めてである。5両編成。少々短いけれど、これは日根野で関空発の3両編成を増結するからだ。
20:00過ぎ、和歌山発車。が、5両編成の車内は空席だらけ。こんなにすいてるとは思わなかった。
とにもかくにも快適な転換クロスシート車。悠々と座ってすごす。対向する列車はやけにかぼちゃ色の113系が目立つ。おかしいな。阪和線の113系はブルーライナー色と呼ばれる。ホワイトをベースにブルーのラインが入っているはずなのだが。どうやら東海道筋からかぼちゃ色113系が転入してきたらしい。
日根野で3両増結。とたんに案内放送が肉声から英語付の自動放送にかわる。が、中途半端でときどき車掌の肉声が入る。このあたり、まだまだ改善の余地があるのではないだろうか?いくら関空を意識しているとはいえ、外国人を意識しすぎであると思うよ、JR西日本。
スピードも相変わらず中途半端。のろのろしているときもあればすっ飛ばすときもある。なんかもどかしい。紀州路快速の設定自体は嬉しいけど、なんかまわりがついていっていないような気もするのが実に残念。停車駅もやや多く感じられ、もう少し絞ってもいいんではないかと思う。
とはいえ、快適な223系の旅ももうすぐ1時間が立つ。天王寺から京橋へ向かう。ここで2択。
天王寺でおりて鶴橋方面大阪環状線で京橋に向かうか
この紀州路快速は西九条、大阪回りで京橋行きだ。このまま乗って京橋へ向かうか。
さてどうしよう。
選択の結果、素直に天王寺で降りる。別に大阪回りでも制度上問題ない(下記注)んだけど、やっぱり大阪駅2度通るのでなんだかおかしく感じられそう。
天王寺からオレンジ色の103系にのる。ごくふつーの103系だ。しかし、京橋について絶句した。
さっき乗ってた紀州路快速がいるではないか!!
なんだかむなしい・・・ (SIGH・・・・)
とはいえ、最終コースになった。20:40発の東西線経由快速新三田ゆき。207系にのる。別に深い感動する気もなかったが、加島到着したとき、やっぱり感無量であったりする。
H、エピローグ
乗車後、ただひとつ思ったことがある。
「なんでこんなアホなことしたんだろう・・・」
こんだけ文章書いといて感想はこれかい!!
・・・お粗末さまでした・・・・
(注)・・・制度上問題大ありです。「東京・大阪・福岡の近郊区間内だけを通る場合、乗車経路を重複したり2度同じ駅を通らない限り乗車券の運賃は実際の乗車経路に・・(疲れた)」と時刻表
にも書いてあります。ひえええええ〜
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