きっぷの様式〜特急券 最終更新日:2005/11/03
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〜新幹線以外の在来線の特急券です。バラエティも豊富〜
在来線の特急に乗るときには、乗車券のほか特急券が必要です。
ここでは、いろいろな特急券を集めてみました。
自由席特急券(在来線の自由席)
自由席特急券
自由席に乗るときは「自由席特急券」
在来線の特急の自由席に乗るときは「自由席特急券」が必要です。
自由席は通常期の特急券から500円、もしくは510円引きで年中同額です。
きっぷの券面には列車名がありませんから印象が薄いかもしれません。
有効期間2日は夜行列車などを考慮したものですが、新幹線と異なり1列車のみ有効で、2個列車の乗り継ぎは一部の例外を除きできません。
例外については「特急を乗り継いで利用」を参照。
コラム: 稚内〜豊富の乗車券と自由席特急券が一緒になった「一葉券」です。「北」「総販」の文字がありますが、これはマルスで発行したものではなく、JR北海道独自の総販システムで発券したものです。乗車券や自由席特急券は国立のマルスのホストコンピュータに問い合わせる必要はないため、このように指定席がからまない場合は、JR北海道独自のシステムで出します。
番号のつけ方が通常のマルス券と違うのはこのためです。
JR東海以外のJR各社のみどりの窓口のない駅でもPOS端末による似たような乗車券、自由席特急券などが存在し、この場合は券面のどこかにそれぞれ、「東」「西」「四」「九」の文字が入り、JR各社独自仕様のきっぷであることを主張しています。またきっぷの仕様も各社微妙に違います。
また、JR北海道にもごく一部の駅で総販券以外のPOS端末による発売もあり、やはり「北」の文字が入ります。(「総販」の文字は入りません。)
B自由席特急券
自由席に乗るときは「自由席特急券」
大型時刻表のピンクのページに特急料金表がありますが、一部B特急料金区間として、通常よりやや安い区間(B特急料金)があります。東北、関西、首都圏、九州などが該当します。
指定席同様、自由席も同じく全線B特急料金区間内の場合、自由席特急券の前に「B」の文字が付加されます。
特定特急券
特定特急券(博多南)
特定特急券
特定の区間について、通常の自由席特急料金よりも割安な特急料金で乗車できる区間があります。時刻表にも掲載されています。効力は通常の自由席特急券と同じなので、自由席特急券として発行することが多いですが、このように券面が特定特急券と表示されることもあります。
また上越新幹線越後湯沢〜ガーラ湯沢、博多南線博多〜博多南間は、新幹線車両を使いながら在来線扱いとなり、この区間を乗る場合も「特定特急券」が必要となります。
特定特急券(こまち)
「こまち」の盛岡〜秋田間利用
秋田〜盛岡間の「こまち」に乗車する場合、全車指定ですが、この区間に限り「特定特急券」が発売されます。空いた席に座ることができます。
ちょうど「はやて」の新幹線特定特急券から「新幹線」の文字が抜けた感じになっています。
(おおぞら様提供)
「あさぎり」自由席
「あさぎり」自由席
新宿〜沼津の小田急直通特急「あさぎり」は全車指定席ですが、沼津〜御殿場間に限り、自由席の取り扱いがあります。御殿場線の特急料金の30kmまでの(指定席)特急料金は特定特急料金となり820円ですが、自由席の場合はそれの510円引きとなり、310円とホームライナー並の値段になります。
券面は通常の自由席特急券と同じです。
特急券・グリーン券(在来線特急のグリーン席)
特急券・グリーン券
特急のグリーン車に乗る場合は「特急券+グリーン券」
在来線のグリーン車に乗るときは、特急券にグリーン券が上乗せされます。ただし、通常はグリーン券が単独で出ることはなく、必ず特急券と一緒に発券されます。(フリーきっぷで指ノミ券が出るときは別です。)
なお、グリーン車に乗ると特急料金が通常期の特急料金から500円、もしくは510円引きとなります。(自由席特急料金と同額。)
コラム: これは一見して他のきっぷと見た目が違うのがわかると思います。
マルスや、中継発売ができるPOSが入っていない駅で発券するとこのような形のきっぷになり、料金専用補充券(料補)と呼ばれます。マルスがないので、オンラインで指定をとることができず、電話で注文して手書きで列車名、席番などを記入していくことになります。
この場合、「特急券」「Aグ券」のところにマルがあるので、特急券・グリーン券になります。(Aグは特急・急行のグリーン、Bグは普通列車用グリーン)
都市部はたいていマルスが入っているので、あまり見ないですが、みどりの窓口のない地方駅で見られます。
購入の際には、みどりの窓口のない駅では発売していない駅もあるので注意。
B特急券・グリーン券
B特急券、グリーン券
指定席、自由席同様、グリーン車も同じく全線B特急料金区間内の場合、特急券の前に「B」の文字が付加されます。
それ以外は通常の特急券、グリーン券と同じです。マルス発売の場合、内訳が表示されているのが特徴的です。
コラム: 新幹線との乗継割引が効き、特急料金半額なので、博多〜西鹿児島間のグリーン車利用の特急券・グリーン券が3,500円と格安です。
ちなみに九州新幹線開通でこの券はなくなりましたが、鹿児島中央〜博多のつばめ、リレーつばめの指定席利用の特急料金は4,060円、山陽新幹線との乗継割引を効かせても4,000円と、開業前のグリーン利用よりも高くなるのは皮肉ですね。
しらさぎグリーン券
グリーンと普通車を車内乗り継ぎ
和倉温泉行き「サンダーバード」など、途中でグリーン車が切り離された場合などで途中で席を変わる場合は、特急券は通しで発行され、グリーン券は乗車区間のみ計算されます。
これは米原→和倉温泉の「しらさぎ」の特急券ですが、金沢まではグリーン車、金沢からは普通車指定席になります。この場合、金沢からは普通車指定席なのにもかかわらず、特急料金は全区間通しの料金から510円引き(通年同額)です。
グリーン乗車区間を記載した特急券・グリーン券が発行され、その後に乗車区間ごとの指ノミのグリーン券、指定券がそれぞれつく形になります。
コラム: この特急券・グリーン券は1割引になっています。
これは乗車券2割引、料金券1割引になる「レール&定期観光バスきっぷ」を使用した際に購入した特急券で、1割引になっています。
左上に企画乗車券を示す(企)と企画乗車券ごとにある番号が、そして乗車変更の取扱制限の文面が入っているのが最大の特徴です。
定期観光バス部分がレンタカーに置き換わった「レール&レンタカーきっぷ」も同様の表示になります。(番号は違います。)
グリーンと普通車を列車間乗り継ぎ
グリーンと普通車を列車間乗り継ぎ
原則として在来線の特急券、グリーン券は1列車1枚が原則ですが、中には乗り継いで通しの特急券を組むことが可能な箇所もあります。
詳しい区間については「特急を乗り継いで利用」を参照。
この場合、まず特急券が発券され、その後指ノミ券が乗車区間ごとに発券されますが、普通車からグリーン車に変わったとき(あるいはその逆)の場合も特急料金は通算することが可能です。
右のケースでは、「きのさき10号」のグリーン車から福知山で「タンゴエクスプローラー4号」の普通車指定席に乗り換えたものです。
この場合、特急料金は城崎→新大阪間を通算した通常期の特急料金から510円引かれ、それに実際に乗った距離分のグリーン料金(城崎→福知山間)が加算されます。
メインの券面の表示は「B特急券・グリーン券」。ただし、グリーン区間は一部区間のみなので、G車乗車区間が明示されているのが特徴です。これに実際に乗車する指ノミの指定券(グリーン)と指定券がついてきます。
前記の「しらさぎ」の乗り継ぎや、このグリーンと普通車を列車間乗り継ぎのパターンはあまり発券例がないせいか、注文しても発券にやたら時間がかかることがあるので、注文するときは時間に余裕を見たほうがいいかもしれません。
グリーン券・「あさぎり」
あさぎりのグリーン車
新宿と沼津を結ぶ小田急〜JR直通特急「あさぎり」は当然小田急の駅でも発売されています。
この場合は小田急のSRシステムで発売するため、仕様がJRマルスと大きく異なります。グリーン車の場合、券面にマルスには見られない四つ葉のグリーンマークが表示されるのが大きな特徴です。また「特別急行券」と正式名称で記載されています。
他社線に乗り入れる特急は「踊り子」「しまんと」など他にもありますが、他はJRのマルスシステムを使うため、大きく券面に変化はありません。
グリーン券(指ノミ)
グリーン車の指ノミ券
フルムーン夫婦グリーンパスなどグリーン車乗車可能のとくとくきっぷで、グリーン車に乗るとこのように指定券が発券されます。横に(グリーン)と書かれているのがグリーン車であることを主張しています。
グリーン料金券
グリーン料金券
JR九州、JR四国、JR北海道には特急券つきのとくとくきっぷ(一部以外のフリータイプは除く)にグリーン車相当の料金を支払うとグリーン車に乗れます。(JR四国は「ザ・グリーン券」、JR北海道、JR九州は「グリーン料金券」)
ザ・グリーン券
ザ・グリーン券
JR四国の特急普通車に乗車可能な往復タイプのとくとくきっぷで、グリーン席に変更することができます。この場合、「ザ・グリーン券」という企画乗車券(企の文字入り)と指ノミのグリーン券の組み合わせとなるJR四国特有の組み合わせとなります。
ザ・席(券)、ザ・グリーン券が発行できるのは、四国内の往復タイプのとくとくきっぷ(Sきっぷ等)か、それの派生版(鷲羽山ハイランド割引乗車券等)のみですが、なぜか「大歩危・祖谷フリーきっぷ」は往復+フリータイプなのに発行可能です。
コラム: 左上にホッチキスの跡があることからわかるとおり、この2枚はホッチキス止めで渡されます。
グリーン個室
グリーン個室
数はあまり多くありませんが、在来線にもグリーン個室が存在します。個室は必ず横長の120mm券となり、自動改札は通れません。
写真はリレーつばめの4人用個室を1人で利用したときのものです。この場合のグリーン料金は2000円固定となり、これに人数分の特急料金が加算されることになります。
グリーン個室の料金計算方法は場所によって異なり、JR東日本のグリーン個室は距離にかかわらず1部屋6,000円固定で、これに人数分の運賃・特急料金がかかる方式、JR九州のグリーン個室は距離ごとに金額が変わり、これにこれに人数分の運賃・特急料金がかかります。
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