石川県がゾーンとなる。大阪からは200キロ強、名古屋からも比較的手軽な場所に位置しているので利用価値はかなり高い。能登地区の鉄道、バスものれるし、のと鉄道の急行(「のと恋路号」「能登路」)も追加料金なしで利用できる。また、金沢地区の市内バスも利用できるのでこちらも要チェック。ただ、いずれにしても能登半島は懐が深いので、珠洲方面まで足を伸ばすならば1泊2日はちょっともったいない。最低2泊はとっておいたほうがいいだろう。それにしても値段もゾーンの広さに対して、4,600円と比較的安めに設定されているので、もとを取りにゆくのは比較的簡単なはずである。
大阪、名古屋からなら和倉温泉行き直通特急利用が便利だろう。東京からは新幹線+「はくたか」でもいいが、安上がりにしたいのならば、急行「能登」利用や、変化をつけて新宿から中央線松本、大糸線糸魚川経由も楽しい。実はこれが東京からの最短ルートなのだが。
金沢〜七尾間は特急、急行で移動できるが、一度は定期観光バスで回ってみるのも楽しい。なんといっても内陸を走る鉄道と違って海が見えるし、千里浜ドライブウエイという海岸の砂浜の上をバスが疾走したりするのが楽しいだろう。夏場は海水浴客のために幾分内陸部を通るが、秋から春にかけてはそれこそ海すれすれ、場合によっては波がバスにかかることも・・・ もっとも海水がバスにあたるのはバスを大きく傷めるのであまり喜ばしくないのだが。なお、七尾線は海はほとんど見えないが、能登鉄道線の和倉温泉〜珠洲間は海沿いを走る区間もある。
輪島は朝市と漆器の町。輪島に泊まって朝市を楽しむというのもありだが、和倉温泉に泊まって朝に和倉温泉に向かってもいい。朝市とはいえ、早朝で店じまいするわけではないのだから。温泉と朝市を同時に楽しむのもいいだろう。朝市は駅から徒歩10〜15分ほど。
また、漆器に関しては一般的には「輪島漆器塗会館」あたりだろうが、まあ、個人の漆器店でも実演や体験等を実施しているところも多いので、そちらに回るのもよいだろう。また、輪島塗りの箸がサービスで配布しているところもある。「輪島漆器塗会館」は朝市の会場からも駅からもちょっと離れているので注意。
以前はJRバスと北陸鉄道の定期観光バス「おくのと号」が珠洲〜輪島を中心に回っていたが、現在は北陸鉄道の単独運行になっている。したがって以前は周遊券で乗れていたが、現在は不可。ただ、奥能登方面はのと鉄道往復では少々芸がないのも事実なので、別払いでも利用してもいいかもしれない。輪島〜曽々木口〜木ノ浦〜狼煙〜珠洲と日本海沿いを大回りしてみるのも楽しい。ただしバスの本数が一部極端に少ないところもあり、実行するのは綿密な計画をたてよう。なお、奥能登地区のJRバスは全廃の予定。またのと鉄道の穴水〜輪島間は2001年3月に廃止の予定である。
珠洲もまた、朝市の町。もっとも市の中心は珠洲のひとつ手前の珠洲飯田駅で、バスもここが発着となる場合が多い。(駅とバス停ははなれている。)ここの朝市はもはや観光地化されてしまった輪島と異なり、まだまだ素朴さがのこるのでこちらのほうがおすすめかもしれない。また、珠洲からはJRバスが能登半島の先端に向けて走っている。狼煙など、一度は訪れてみよう。「ランプの宿」もこのあたりにあるが、有名になりすぎ。超個人的な感想になってしまうが、ちょっと俗が入ってしまっているような気も・・・
のと鉄道恋路は国鉄時代は臨時駅。それを第9セクター化したときに観光の名所にしようと駅に昇格し、急行「のと恋路号」も停車するようになった。近くには恋路が浜がある。「恋路」の名の由来は想像どおり悲恋伝説より。
和倉温泉は粟津温泉、片山津温泉とならんで北陸の3大温泉として名を馳せる。が、まともにホテルに泊まるとやっぱ高い。民宿や国民宿舎もあるのでそちらも利用してみよう。なお、シーズンには和倉温泉-氷見-高岡間の急行バスが。シーズンオフでは七尾から一回乗り換えで氷見に抜けることもできる。もっとも氷見、高岡ともゾーン外だが。
金沢は加賀百万石の城下町。兼六園等名所には枚挙にいとまがない。これを効率的に回るには「城下まち周遊号」が便利。周遊きっぷで乗車できるのでぜひとも利用してみよう。2000年夏から増便されて運転経路もかわり、ますます便利になった。15分毎の運転。
上野23:54---(能登)---6:52金沢8:07---(能登路1号)---10:29輪島12:20---(普通)---12:51穴水12:59---(のと恋路号)---14:12珠洲15:01---(JRバス)---15:31木ノ浦16:31---(JRバス)---17:25珠洲(泊)
珠洲8:09---(能登路2号)---10:56金沢(観光)18:20---(はくたか19号)---20:52越後湯沢21:03---(あさひ334号)---22:19東京(着)
行き夜行、帰り昼行としました。ここでは現地一泊にしていますがやっぱり能登半島は大きいので夜行一泊を含めて3泊4日が理想でしょう。
| 発駅 | 経由 | 入口駅 | 割引運賃 | 片道有効期間 | 東海道新幹線利用 |
|---|---|---|---|---|---|
| 札幌市内 | 室蘭・函館・日本海縦貫線 | 津幡 | 11,500 | 8日 | -- |
| 東京都区内 | 高崎・上越線、北越急行、北陸線 | 津幡 | 5,990 | 3日 | --- |
| 名古屋市内 | 東海道線、北陸線 | 加賀温泉 | 2,850 | 3日 | 3390 |
| 大阪市内 | 東海道線、湖西線、北陸線 | 加賀温泉 | 3,110 | 3日 | 8,570 |
| 福岡市内 | 山陽・東海道新幹線、東海道線、湖西線、北陸線 | 加賀温泉 | 8,820 | 6日 | 11,000 |