周遊きっぷの購入方法

最終更新日:2002/11/05 
〜よくある質問のなかに、「周遊きっぷを実際に買う方法がわからない」という声がチラホラあります。ここでは、スムーズに周遊きっぷが買えるように順をおって書き出してみました。〜     >>>トップ   >周遊きっぷ
 1・・・まず、どこに行くのか決める
あたりまえですが、まずどこに行くのか決めないといけません。周遊きっぷは綿密な計画がものをいうきっぷです。それをどうも誤解している人が多いみたいです。行き先不明の旅行には向きません。

ここでは東京発、「金沢・能登ゾーン」で考えてみました。金沢と能登半島がゾーンとなります。


 2・・・ではどうやって行こうかな?
加賀・能登ゾーン さて、では東京からどうやって行きましょう。時刻表で周遊きっぷ「金沢・能登ゾーン」を見てみましょう。すると、出入り口駅に「津幡」「加賀温泉」と出ていると思います。つまり、
  1. 東京から「津幡」もしくは「加賀温泉」まで行くきっぷ(行き券、と呼んでます。)
  2. そのゾーン内でうろうろ(笑)するフリーきっぷ(ゾーン券といいます。)
  3. 「津幡」もしくは「加賀温泉」から東京まで帰りのきっぷ(帰り券、と呼んでいます。)
これら3つあわせたものが周遊きっぷの本体なのです。

行き券、帰り券は普通の片道きっぷと同じです。ただし、割引がかかります。(普通は2割引、例外もあり)
これはつまり、東京から津幡、または加賀温泉までの経路と、津幡、加賀温泉から帰ってくる経路をあらかじめ決めておかないといけないということですね。

参考になるのは時刻表のトップページです。出発駅と加賀温泉駅、または津幡駅を探して、経路を考えてみましょう。どんなルートでもいいのですが、これは!と思うルートがあれば時刻表本文を見て、実際にこれは使えるかどうかを確かめてみましょう。

行きは「東京〜越後湯沢〜(北越急行)〜津幡」、
帰りは「津幡〜糸魚川〜松本〜新宿〜東京」、
とたどることにしました。なお、北越急行はJR線ではありませんが、一部このようにJR線以外を通ってもいいことがあります。「周遊きっぷとは」に詳しく説明を入れています。


 3・・・どうせならば運賃も知ってしまえ。
さて、次に運賃を決めます。最近は非常に便利になり、各種運賃計算ソフトですぐに運賃がわかるようになってきましたが、私は非常に原始的に手計算でやっています。(笑)
もちろんソフトを使ったほうが早いですが、手計算もある程度できたほうがいいかもしれません。

手計算の方法ですが、時刻表の各路線のトップに営業キロというものがあります。これを足しこんでいって、時刻表のピンクのページでその距離に対応する運賃が出てきます。そして、それを2割引したものが周遊きっぷの運賃です。(そうでないのもありますが、それは「周遊きっぷとは」を参照)

運賃計算
東京〜越後湯沢〜津幡(行き券
  • 東京〜越後湯沢〜六日町(上越線の項目):216.8キロ
  • 六日町〜犀潟(ほくほく鉄道)・・・この部分はJR線ではないので、営業キロに含めない。950円
  • 犀潟〜金沢(信越本線・北陸本線の項目):172.8キロ
  • 合計:389.6キロ、5,040円+950円=5,990円

    津幡〜糸魚川〜松本〜新宿〜東京(帰り券
  • 津幡〜糸魚川(北陸本線の項目):126.9キロ
  • 糸魚川〜松本(大糸線の項目)・・・ここでは「換算キロ」を足します。ローカル線なんかはこれが出てきます。:115.9キロ
  • 松本〜東京(中央本線の項目):235.4キロ
  • 合計478.2キロ、5,710円


  • これに「ゾーン券」のお値段(4,600円)を加えた金額が周遊きっぷの発売額となります。つまり、

    5,990+5,710+4,600=16,300円(=周遊きっぷのおねだん)


     3・・・日程はどうするの?
    ここまで読んで大事なことをを忘れてませんか? そうです。日程です。なぜここまで来たかというと、周遊きっぷの有効日数は行き券、帰り券の有効日数によって決められるからなんですね。
    有効日数は時刻表にも載っていますが、「営業キロによって変わる」んですね。もちろん距離が長くなればなるほど有効日数は伸びます。

    ・201キロから400キロまで・・・3日
    ・401キロから600キロまで・・・4日
    以降200キロごとに1日増えます。
    (200キロ以下は・・・JR線利用の場合、片道201キロ以上でないと周遊きっぷは発行できません。)

    となると、行き券は3日、帰り券は3日有効になりますね。ゾーン券は5日有効です。

    さて、これで日程を考えます。
    周遊きっぷは「行き券」→「ゾーン券」→「帰り券」の順番で使うわけですが、きっぷ購入時にそれぞれのきっぷの使用開始日を決めないといけないわけです。

    たとえば4/1に東京を出て、4/2に金沢に着、ぐるぐるまわって4/5に金沢を出発、4/6に東京に帰ってくるという日程の場合、
    ・「行き券」の使用開始日は4/1に、
    ・「ゾーン券」の使用開始日は4/2に、
    ・「帰り券」の使用開始日は4/5に、
    それぞれなります。

    注意点がひとつあり、「行き券」の有効期間内に「ゾーン券」の使用開始日を指定しないといけないし、「ゾーン券」の有効期間内に、「帰り券」の使用開始日を指定しないといけないということです。

    つまり上記の場合、4/1に「行き券」を使い始めるということは4/1〜3の間で「ゾーン券」の使用開始日を設定しないといけないし、仮に4/2に「ゾーン券」を使い始めるのならば、4/2〜6の間に「帰り券」の使用開始日を設定しないといけません。結構面倒かもしれませんが、旅行中に日程の変更(使用開始日をずらす、とか)は出来ますのでとりあえず、ということで。

     4・・・ここまでをまとめる
    さて、ここまで出来たらこれだけ出来ているはずです。

    ・周遊きっぷ、「行き券」使用開始日4/1、経路・東京〜越後湯沢〜金沢
    ・周遊きっぷ、「ゾーン券」使用開始日4/2
    ・周遊きっぷ、「帰り券」使用開始日4/5、経路・津幡〜糸魚川〜松本〜東京

    これを紙に書きとめて駅へ向かいましょう。

     5・・・いよいよ購入
    いよいよ駅に向かいます。旅行会社のほか、駅のみどりの窓口でも買えます。ただし、一部周遊きっぷが発行できない駅もあるので、できたら大きな駅に向かったほうがいいかもしれません。

    駅で「周遊きっぷください」と言うと、申し込み用紙に記入してくださいと言われるかもしれません。まあ指示どおりに記入しましょう。
    あるいは、この紙を渡さずに「どこ?」といわれるかもしれませんので、このときはさっき書いた紙を駅員に渡せばOKです。
    だいたい発行は手馴れた駅員だと5分ほど、初めて発券するような駅員の場合30分ぐらいかかるときもあるので注意しましょう。

    ひどいところだと、時刻表抱えて駅の奥でウンウンうなっている駅員もいるらしい。よほど売れてないのだろうなあ(謎


    どうでしょうか?一応買い方の流れを並べてみました。以前の周遊きっぷに比べると買いにくいというのがもっぱらの評判ですが、それは経路をこちらが決めるからでしょう。
    確かにある程度の慣れが必要かもしれませんが、慣れれば思い立ったときに駅にふらりと立ち寄ってきっぷ購入もできるようになりますよ。

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